意外と知らない人が多い右ボタンのドラッグについて今日はお話します。
「右ボタンのドラッグ」だと長いので、「右ドラッグ」と名前を付けています。この右ドラッグを使うとコピーや移動が非常に楽になります。クリック数が半分以下で済みます。
知らない人が多い右ボタンのドラッグ
行の移動する時はどうやっていますか?
「入れたい場所に空白行を挿入して、そこに移動したい行をコピーして貼り付け、最後に貼り付け元の行を削除・・」と言う方をよく見かけます。
右ドラッグだと簡単ですよ。やってみますね。
行の移動
例えば11行目を2行目に移動したいとします。
行番号11の上でクリックをして行全体を選択します。
この状態で11行目と12行目の間のラインにマウスポインターを移動します。
マウスポインターに十字が表示されたら、ここでマウスの右ボタンで2行目までドラッグします。
このようなショートカットが現れます。
「下へシフトして移動」をクリックすると、11行目が2行目に移動します。
はい、ちゃんと2行目以下が1行ずれて下に移動してくれています。
慣れるとササッとできますよ。ぜひマスターしてください。
ここで「下へシフトして移動」をクリックすると、移動になります。
セルの移動・コピーにも
行だけじゃなくて「セル」の移動・コピーにも使えますよ。
やってみましょう。
11行目の佐藤、A112だけを2行目に移動したいとしますね。
同じく範囲を選択して、選択枠のあたりにマウスポインターを持って行って右ドラッグします。移動したいところまでドラッグしたらボタンを放します。
するとショートカットが現れます。
あとは上と同じです。下へシフトして移動をクリックして出来上がりです。
右へシフトして移動、コピーというメニューもありますでしょ。
これを選択するともとあったセルが下ではなくて右へ移動してくれます。
普通のコピー・移動にも
ちなみに普通のコピーはどうされていますか?
1.キーボードから(ctrl+C・・)
2.メニュー(右クリック→コピー)
3.マウス(ctrl+ドラッグ)
私は、3番のマウス操作をおすすめしています。(ここからは普通の左ボタンのドラッグのお話です)
何故なら操作数が少なくて済むからです。
移動なら選択したセルの枠をつかんでズルズルっとドラッグするだけ。
コピーならctrlボタンを押しながらドラッグです。
こちらの方がボタンを押す数が少なくて済みます。動きもシームレスで流れるようです。この動きを見た人からはよく「へー、自由自在ですね」って言われます。
ctrlボタンは見ないで小指で押せるようにしておきましょう。
実践で使うには特に、直観的に考えずに操作でき思考が遮られないので、この方法が気に入っています。
シートもファイルも図形にも
同じようにできるものは他にもありますよ。
シート
タブをドラッグすれば移動、ctrl押しながらだとコピーです。右クリックして「シートのコピー」とかやらなくていいです。
ファイル
フォルダでファイル名が表示されているところでも、ctrl押しながらドラッグするとファイルのコピーができます。
図形(オートシェイプ)
ドラッグで移動はよくされると思いますが、これもctrl押しながらでコピーができます。とくに図形は分身の術みたいにコピーされるので笑ってしまいます。
いかがでしょう。簡単なことですが、積み重なるとスピードに差がでると思います。
余談ですが、小指でctrlキーを押しながら操作していると、ピアノ演奏しているような感じがするんですよ。ピアノは弾けませんけどね。
ではまたお会いしましょう。