今日は簡単で使える小技の紹介です。
ピボット集計、グラフ、関数などシート間で連携していて、これをコピーして新たなセットを作りたい。そんな時これを使うと、データ元のリンクを貼りなおさなくてもいいので大変便利です。
操作はあっけないほど簡単です。しかし知っているといないとでは、作業効率が違います。
例えばこういう場合
ここに2つのシートがあります。
1⇒「データ」シート
↓
2⇒「グラフ」シート:データAシートを元に作成したグラフ
↓
「このデータとグラフはそのままにして、セットでコピーしたい」場合、どう操作するのがよいでしょうか。
私の職場にデータとグラフを別々にコピーしている人がいました。
データシートをコピーしてデータ(2)シートを作った後、
グラフシートをコピーしてグラフ(2)シートを作る・・。
これだとグラフの元データを変更しなおさないといけません。
間違いではありませんが、おすすめはしません。
▼具体的に言うと、ここでこうして元データを修正しないといけない。
「データ(2)」シートに変更。ちょっとしたことだけど面倒です。
セットでコピーする方法(おすすめ)
こういう時は、シートごとセットでコピーしましょう。
つまり「最初に2シートごと選択してコピー」するのです。
▼簡単ですが、やり方を説明します。
どちらかのシートを選択した状態で・・
「ctrl」キーを押しながらもう一つのシート名タブをクリックして複数シート選択します。
シート名の上で右クリック→「移動またはコピー」でシートをコピーします。
(もちろんctrlを押しながらドラッグでもコピーできます。ここでは画面どりが出来なかったので右クリックにしました)
分かりやすいように末尾へ移動しました。
シートが複製できました。
「セットでコピー」が良い理由
一言でいうとこれです!
「コピー先のデータシートを参照してくれる」
では、コピー先である「グラフ(2)」シートのグラフを右クリックして元データを確認してみましょう。
ほら、データソースがコピー先の「データ(2)」シートになっていますね!
これで元のグラフセットを崩すことなく、心置きなくコピー先のデータを編集することができます。
ピボット集計や関数にも使える
ピボット集計では「データ」と「集計結果」でシートを分けるのがよいと以前ご説明しました。ということはシートが分かれているわけです。
「ちょっと違うパターンでも出して欲しい」
こんな時、もとのピボット集計はそのままに、新たなセットを作ります。シートをまたいでセル参照して関数を入力している時も同じです。
試してみてください。データ元もきちんと移動している、この便利さは分かる人には分かります!
私の周りでも意外と知らない方が多いです。操作自体は簡単ですが、考え方を身に着けておくと無駄な作業が省けます。ぜひご活用ください。
では、またお会いしましょう。