このメニューどこにあるの?に答えるべく、Power Queryで出来ること、機能とメニューをリストアップしました。ステップという形でこういう手順がプログラミングしておけるのです。データを入れたら走り出す指示書みたいなものです。しかもコードを書くことなく。使ってみると分かるけど、すごいんです。
目次
クエリ機能
まずは「Accessで言うところのこれどうやるの?」という視点からリストアップです。
下準備として扱いたいテーブルをPowerQueryに接続(取り込み)してから以下のメニュー(対応表の「操作」列)をクリックしてみてください。特にAccessのクエリがわかる方は画面を見れば感覚ででもイメージが湧くのではではと思います。伝わると嬉しいです。(ちなみにテーブルの場合は、テーブルを選択した状態で「テーブルから」をクリックして取り込みます。)
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対応表
スクロールできます
クエリ | 操作 |
---|---|
選択クエリ (一つのテーブル) | ホーム → 列の選択 |
選択クエリ (複数のテーブルの結合。横に結合。) | ホーム → クエリのマージ (内部結合、外部結合、完全外部などから選べる。vlookupみたいなことが一瞬でできます。しかも一度セットしておけば元データを入れ替えるだけ。vlookupより楽です。) |
追加・ユニオンクエリ (テーブルを縦に結合) | ホーム → クエリの追加 |
削除クエリ (レコードの削除) | 除外したいものをフィルターする (エクセルのフィルターのようにできます。他の方法もありますがこれが手っ取り早い。) |
グループ化 | ホーム → グループ化 (グループ化しつつ値列の合計、平均、中央、最小、最大、カウントが可) |
置換 (Replace関数のようなもの) | 変換 → 値の置換 |
よく使う機能
- 列の削除
ホーム → 列の削除(選択した列の削除、選択した以外の列の削除) - 値の置換
ホーム → 値の置換(選択された列の値を別の値に置き換えます) - 列名で列を探す
ホーム → 列に移動(列が大量にある時、すぐ探せて便利) - 列名の変更
列のタイトルをダブルクリック - 列の位置を移動
列全体を選択してドラッグ - 通し番号をふる
列の追加 → インデックス列(開始番号を0から、1からなど選べます) - 指定した列の削除
列を選択して右クリック → 削除 - 例を入力して式を作成する
変換したい列を選択 → 列の追加 →例からの列 →選択範囲から列1にサンプル値を入力する→OK→自動的に式が作成されます。
例)000152:大阪 から大阪を生成したい時などに使います。これ結構賢くて色々対応してくれるので助かります。思ったのと違う時は右側のステップから×をクリックして削除すれば取り消しできます。 - データ型の変更
列名の横にあるアイコンをクリックして変更する。
参考)よくあるエラーが日付時刻型から日付への変換です。日付時刻型のデータがCSVインポート自転でテキスト型になっている場合、いきなり日付型にするとエラーになります。いったん、日付時刻型にしてから日付型にしてみてください。 - ピボット
変換 → 列のピボット(クロス集計ができます) - ピボットの解除(逆もできるのがすごい)
- 重複レコードの削除
該当列を選択して右クリック→重複の削除
(私がよく使うのは全列選択して重複の削除です。ワークシートに読み込んで、これを元データとしてcountifsやピボットテーブルなどでカウントする時にはダブルカウントが防げます。)
ワークシートから取り込み
- 先頭から○行分を削除
- ホーム → 上位の行の削除(Excelにありがちな不要な見出し行を除いてインポートできます。毎回作業しなくていい地味に便利な機能。)
- 行見出しの空白を埋める
- 変換 → フィル(ありがちな表の空白部分を見出しを繰り返して埋めてくれます。これでデータベースとして使えるデータにできるすごい機能。ピボットテーブルにもこの機能ありますね。)
- 行列の入れ替え
- 変換 → 入れ替え(これがあらかじめセットしておけるのはありがたい。)
- 1行目をヘッダーとして使用
- データの1行目をヘッダーに昇格してくれます。基本インポート時に自動でやってくれますが知っておくとよいでしょう。逆に降格もできます。
なごみ
続きも作成中です。お楽しみに。