PowerQueryでワークシートのセルの値を利用する方法(パート2)

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セルに入力した値をPowerQueryで利用する方法をご紹介します。前回の記事よりもシンプルな方法です。PowerQueryに慣れてきた方はこの記事の方法の方が手順は少なくて済みます。お好みの方をご利用ください。

例として以下の状況を想定します。

  • PowerQueryにてフォルダから得ている。
  • ワークシート のセルにフォルダパスを入力してPowerQueryエディターを開かずとも変更できるようにしたい。

フォルダからデータが抽出できているものとして、手順を書きます。名称などは同じでなくてもよいですが、まずは同じようにしていただくと失敗が少ないと思います。

なごみ

後日スクリーンショット等を挿入しますが、とりあえず手順だけ書き出してみます。必ずデータのバックアップをとって、テスト用のファイルで試してください。

目次

ワークシート に値を入力する

  1. ワークシート のセルA1に「パス」と入力する。
  2. セルA2にパスを入力する。例:C:¥Users¥UserName¥CSV(元データを保存しているフォルダ)
  3. セルA2が選択されている状態で、CTRL+Tでテーブルを作成する。
  4. メニューバーのテーブル名の枠に「フォルダパス」と入力して、テーブル名とする。

PowerQueryで操作

  1. 左側のクエリ一覧から該当のクエリを選択する。
  2. 右端の「クエリの設定」を確認する。
    表示されていない場合はメニューバーの「表示」から「クエリの設定」をクリックする。
  3. 適用したステップの1行目が「ソース」になっているはず。
    「ソース」を右クリック→「後にステップの挿入」をクリックする。確認メッセージをOKで閉じる。
  4. カスタム1でステップが挿入される。カスタム1をクリックして数式バーに以下の記述を入力します。
    folderPath = Excel.CurrentWorkbook(){[Name=”フォルダパス”]}[Content]{0}[パス]
  5. カスタム1を右クリックして「フォルダーパス」のように分かりやすい名前に変更しておく。
  6. フォルダーパスを右クリック→「上へ移動
  7. ソースの行の記述を以下に変更する。(大文字、小文字間違えないように注意)
    ソース = Folder.Files(folderPath)
  8. 「適用したステップ」でソース以降の項目をクリックした時にプレビューが表示されればOKです。メニューバーの「閉じて読み込む」をクリックしてデータを読み込んで終了です。

参考

folderPath = Excel.CurrentWorkbook(){[Name=”フォルダパス”]}[Content]{0}[パス]
内の0はテーブル内のデータの行番号を表しています。

0からスタートなので第1レコードが0番目、第2レコードが1番目となります。よってこの数字を変えることで、参照するデータを変えることもできます。

これを使って複数のデータをテーブルで管理してPowerQueryで利用することもできますね。

よろしければご利用ください。

この方法でうまくいかなかった方は、ステップは多いですが、以下の方法を試してみるのもよいかもしれません。

では、また。

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